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「国内初」県庁広場をスケボーパークに、山梨県が〝粋な〟対応

産経ニュース / 2024年6月15日 13時55分

スケートボードパークとして開放された山梨県庁広場=15日、甲府市(平尾孝撮影)

山梨県は県庁本館前の広場をスケートボードプレーエリアとしての開放を始めた。担当者によると「県庁の広場をスケボーエリアにするのは国内初とみられる」という。

15日にはトップ選手らによるデモンストレーションなどのキックオフイベントが開催された。山梨県の長崎幸太郎知事は「スケートボードを堂々と練習してもらいたい。スケボーは音楽やアート、ファッションなどさまざまな文化に波及するすてきなスポーツだ」と語り、さらにスケボー可能エリアを増やしていく考えを示した。

東京五輪での日本人スケボー選手らのメダル獲得などで、県内でも愛好家が増加している。そのため、県は令和4年に県が保有する小瀬スポーツ公園(甲府市)にスケートボード優先エリアを整備していた。

JR甲府駅のロータリーやその近くでもスケボーを楽しむ若者がいる一方、その騒音などが問題視されていた。そこで県としては休日は自動車などの出入りがなく、騒音などの問題も少ないとされる甲府市中心部にある県庁の広場をスケボーパークとして開放する〝粋な〟対応を決めた。

来場した女子中学生は「スケボーを練習する場所が少なく、そのうえ、やっていると『通報するぞ』といわれることも多かった。県庁がパークとなったことは、スケボーを練習することを『いろんな形で認められた』と感じ、うれしく思う」と話した。

開放は原則毎月第2、第4土曜日の午前10時~午後5時で、無料で使える。開放日はフェンスを設け、警備員も配置するなどの安全面も考慮する。当面は実験的な取り組みとの位置づけで、反応を見て開放日を増やす可能性もあるという。(平尾孝)

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