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人気高い「ユーズド・イン・ジャパン」 コンテナに積み込んだ古着を海外に輸出 ふくのわ(2)

産経ニュース / 2024年8月14日 9時0分

約6メートルある倉庫の天井近くまで積み上げられた寄付衣類。コンテナに積めて海外市場へ輸出する(池田美緒撮影)

圧縮梱包(こんぽう)された古着が、高さ約6メートルの天井近くまで積まれている。横浜市瀬谷区にある老舗古着販売会社「原宿シカゴ」(東京都渋谷区)の提携倉庫。同社が、古着の寄付でパラスポーツを支援する「ふくのわプロジェクト」(産経新聞社主催)や、全国自治体などから買い取った古着が集まる場所だ。

中にはクリーニングタグが付いたままのスーツやまだきれいな子供服も。輸送中に傷つかないよう、作業員が手際よく毛布で包みながら圧縮し、コンテナいっぱいに積み込んでマレーシアへ輸出する。衣替えの季節は1日約50トン集まることもあるという。

原宿シカゴは平成18年から古着を輸出販売しており、同様の倉庫は関東に4カ所ある。古着はマレーシア到着後、パートナー企業がサイズやデザインに応じて約200種に選別。体格の近い東南アジア圏15カ国の古着市場で商品として販売される。

同社の郡司清春・経営企画部長は「日本の古着は状態や縫製が良く、『ユーズド・イン・ジャパン』と呼ばれて人気がある」と話す。たとえば白いシャツはネパールやインドで人気という。現地では古着を好む人が増え、新品より高く売れることもあるといい、「ふくのわは古着と寄付金のどちらも社会の役に立つ。ごみになる衣類がなくなるよう続けたい」と述べた。

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