1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. カルチャー

台風5号の接近で岩手県が県営「滝ダム」で初の事前放流

産経ニュース / 2024年8月9日 18時50分

太平洋を北上中の台風5号の最接近に伴って10日夕からの48時間雨量が最大450ミリと予想されている岩手県久慈市で9日、県営の滝ダムが通常より放水量を増やしてダムの貯水量を減らすことで洪水調整能力を高める事前放流に入った。県営ダムで事前放流が実施されるのは初めて。

滝ダムは久慈市中心部にそそぐ久慈川水系の長内川に整備された治水と発電の多目的ダム。台風5号は、平成28年に史上初めて太平洋側から上陸し、岩手県北部に甚大な被害をもたらした台風10号に近いルートで北上している。

県によると、9日正午から40時間にわたり放流量を毎秒10立方メートルに増やし、水位を最高水位のほぼ半分の標高42・5メートルまで下げ、総貯水量760万立方メートルのうち635万3000立方メートルを洪水調整に充てる計画。

平成28年の台風10号の大雨で久慈市は中心市街地が広い範囲で冠水する被害が出た。当時、久慈市内で記録された48時間雨量は280ミリ。台風5号の最接近に伴う予想48時間雨量は450ミリで、発電事業者の県企業局と令和2年に結んだ久慈川水系治水協定に基づいて初の事前放流に入った。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください