要人警護や女性の白バイ 学生に警視庁の魅力をアピール 警察学校でイベント

華麗なドリル走行を披露する女性白バイ隊「クイーンスターズ」＝２６日、東京都府中市の警察学校（大渡美咲撮影）

大学生や高校生に警視庁の仕事の魅力を知ってもらおうと、警察学校（東京都府中市）で職員採用イベントが開催された。少子化などの影響で採用試験の受験者が減っており、警察官のやりがいなどをアピールした。

２６日のイベントには、全国の高校生や大学生約１２０人が参加。職員らが、それぞれの仕事内容について説明した。

警護員（ＳＰ）による車両を使った要人警護の訓練や、女性白バイ隊「クイーンスターズ」による華麗なドリル走行を披露。災害対策課の特殊救助隊員がロープを使った降下訓練を行ったほか、航空隊がヘリコプターの飛行も実演した。

イベントに参加した埼玉県の大学３年、番場優斗さん（２１）は「ドラマなどで警察官はかっこいいと思い、参加しました。いろいろ知ることができてよかったです」と話した。

警視庁の受験者は平成２６年度に約１万６千人だったが、令和５年度は約９５００人と年々減少。警察学校の元国浩副校長は「警視庁は皆さんをお待ちしております。一緒に頑張りましょう」と呼びかけた。