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「強制的親子別姓」「子供に選択の機会ない」選択的夫婦別姓を日本女性の会が危惧 横浜で

産経ニュース / 2025年2月7日 10時50分

選択的夫婦別姓の懸念点を指摘するビラを配る日本女性の会神奈川のメンバー=6日午後、JR横浜駅(奥原慎平撮影)

日本女性の会神奈川は6日、JR横浜駅前で今国会の焦点とされる選択的夫婦別姓の導入に反対し旧姓の通称使用の法制度化を求める街宣活動を行った。選択的夫婦別姓について、「強制的親子別姓、強制的家族別姓です。家族がバラバラになります」などと懸念を訴えた。

日本女性の会は日本会議の女性組織。約20人の女性らがビラを配ったり、マイクで訴えたりした。

導入を求める側の人々が唱える「選択制だから誰も困らない」という訴えについては「正しくありません。一番大きな影響を受けるのは子供です。選択制とはいえ、子供に選択の機会はありません」などと危惧した。

同会は、4歳から高校2年まで10家族20人の子供に対し、それぞれの親から「お父さんとお母さんが別々の名前になったらどう思う」と尋ねてもらったところ、ほとんどが拒否感を示したという。「家族がバラバラは絶対いや」「うちは何家になるの」との回答があったという。

同会神奈川の事務局長を務める横浜市の主婦、北島ゆり子さん(66)は「子供は自分のことじゃなくて、親や家族全体のことを考えている。たかが名字、されど名字で、子供にとって大きな拠り所だと感じた」と話したうえで、「子供の声は社会に反映されにくい」と語り、丁寧な議論を訴えた。

北島さんは、10家族20人の調査について「親にとっては、子供の考えを改めて感じ、絆が強まった機会になったといってくれた」と述べ、選択的夫婦別姓の導入の是非が社会の話題になりつつある状況について「反対派も賛成派も、改めて家族で『家族とは何か』『親子とは何か』を考える機会になれば一番いいと思う」と語った。(奥原慎平)

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