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桂川流域の歴史・文化を発信 「桂川月守講」が発足

産経ニュース / 2024年7月18日 13時56分

桂川流域の歴史・文化の発信を目的に設立された桂川月守講の発足式=京都市中京区

京都・洛西を流れる桂川流域で育まれた歴史・文化を芸術の力で発信しようと、地元有志が「桂川月守講(つきもりこう)」を立ち上げた。プロジェクトの第1弾として、洛西の歴史・文化の象徴とされる桂川と月をテーマにした障壁画が地元の料亭に描かれることになり、支援に向けたクラウドファンディング(CF)が始まった。

桂川流域は保津峡や嵐山のほか神護寺や松尾大社、桂離宮といった歴史ある名所・社寺があり、古くから京都の文化を支えてきた。特に洛西の月は美しい光景として多くの歴史人に好まれ、歌にも残されている。

この月に象徴される洛西の歴史・文化を守ろうと、神護寺や松尾大社の社寺に加え嵐山熊彦や渡月亭など料亭・旅館といった地元の有志が桂川月守講を立ち上げた。代表理事には神護寺の谷内弘照貫主が就任した。

記念すべきプロジェクト第1弾として、日本画家で同会理事の戸倉英雄氏が嵐山熊彦で障壁画を描くことになった。同会がCFによる支援を呼びかけており、目標は550万円。嵐山熊彦での食事や渡月亭での宿泊、絵画贈呈などの返礼を用意した。

14日、京都市中京区のギャラリーで松井孝治市長も参加した発足イベントで開かれ、戸倉氏は「桂川の自然・歴史・文化に触れるきっかけになれば」と述べた。谷内貫主は「嵐山や高雄には日本らしい豊かな自然が残り、最近は海外の方も多く散策している。月守講で何か発信できれば」と話している。(園田和洋)

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