「都民の消防官」表彰式、5氏に栄誉 「職責を自覚し首都東京を守る」
産経ニュース / 2024年11月27日 21時16分
都民の安全を守るために日夜尽力する東京消防庁の消防官約1万8千人の中から、特に功績が認められた消防官に贈られる第77回「都民の消防官」(主催・産経新聞社、後援・フジサンケイグループ)の表彰式が27日、東京都千代田区の大手町サンケイプラザで行われた。受章した5人は銀色に輝く「都民の消防官章」を身に着けて式に臨み、出席者からは大きな拍手が送られた。
受章者は、日本堤署消防司令補、村上透さん(60)=消防活動功労▽城東署消防司令補、菅原浩さん(57)=救急活動功労▽練馬署消防司令、鈴木佳子さん(56)=予防業務功労▽赤羽署消防士長、迫田悦也さん(51)=機関運用功労▽臨港署消防司令補、中川博至さん(53)=各種業務功労―の5人。
式では、主催者を代表して、産経新聞社の近藤哲司社長が「東京消防庁の皆さまの努力と取り組みで多くの都民の命が救われた。受章者の皆さまは消防力の維持、向上のため、これからも後進の育成、指導に力を注いでいただけることを期待する」と話した。5人とその家族には、表彰盾と記念品も贈呈された。
小池百合子知事の祝辞は栗岡祥一副知事が代読し、「受章された皆さまはそれぞれの最前線で力を尽くしてきた。すべての消防官の模範ともいえる。誇り高い使命感のもと、一層の活躍を祈念している」とたたえた。
東京消防庁の吉田義実消防総監は「受章者一人一人の長年にわたる地道な活動が高く評価されたことに感謝している。一人一人が能力を高め、組織の力をより一層強固にしていく」と述べた。
最後に、受章者を代表して鈴木消防司令が「消防官に任命されて以来、それぞれの分野で誠心誠意、任務を遂行してきた。このように励んでこられたのは都民の深いご理解と職場の温かい支援のたまもの」と謝意を示し、「今回の受章を機に、これまで以上に職責を自覚し、首都東京を守る消防官として、都民の期待に応えられるようにしたい」と意気込んだ。
■受章者の家族・喜びの声
村上透消防司令補の妻、佐恵子さん(56)「大変光栄に思う。今までお世話になった方に感謝し、これからも身体に気を付けて頑張ってほしい」
菅原浩消防司令補の妻、洋子さん(57)「輝かしい章をいただき誠に光栄。皆さまに支えていただいたおかげと感謝している。これからも多くの命を救ってほしい」
鈴木佳子消防司令の夫、賢之さん(57)「直属の上司をはじめ東京消防庁の皆さまがあっての受章と思う。これからも感謝の気持ちをもって頑張ってほしい」
迫田悦也消防士長の妻、保代さん(47)「素晴らしい章をいただいたのは皆さまのおかげ。若い世代にも指導し、これからも皆さまで東京消防庁を支えていければ」
中川博至消防司令補の妻、裕子さん(52)「今まで関わってくださった皆さまのおかげとしみじみ思う。残りも、悔いのないよう仕事を頑張ってほしい」
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