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東北初「女子野球タウン」認定の花巻市、花巻東高出身・菊池雄星投手も参加し調印式

産経ニュース / 2025年1月9日 20時51分

トークセッションで自らⓄ体験談を披露する米大リーグ・エンゼルスの菊池雄星投手(中)=9日、岩手県花巻市

全日本女子野球連盟(山田博子会長)から東北で初めて「女子野球タウン」に認定された花巻市で9日、花巻東高出身で米大リーグ・エンゼルスの菊池雄星投手とスポーツキャスターの長嶋三奈さんを立会人に認定調印式が開かれた。

会場は花巻東高に隣接する菊池投手プロデュースの複合野球施設「King of the Hill」(KOH)。同校が全国の高校や大学の女子硬式野球チームに呼びかけて1昨年から始まった「イーハトーブ花巻大会」の30社を超える協賛企業関係者らを含む約200人が出席、東北で初めての認定を祝った。

「女子野球タウン」は女子野球の普及振興に熱心な自治体と連盟がタッグを組み、競技力向上をはじめ、女子硬式野球関連のプロモーション、まちづくりに取り組もうというもの。認定期間は5年間。

全国で花巻市は18番目。昨年の全国高校選手権で準優勝した花巻東女子硬式野球部があり、同校呼びかけで始まった「イーハトーブ花巻大会」も評価された。式では山田会長から認定書が上田東一市長に手渡され、2人が署名した協定書を菊池投手が確認した。

上田市長は「花巻東高校女子硬式野球部の活躍があって認定に結びついた」と謝意を述べ、引き続き、菊池投手、長嶋さん、上田市長、山田会長によるトークセッションに移った。

全国の球場でも珍しい女子選手用のトイレを球場内に整備すること、ワールドカップの誘致などの話題で盛り上がり、花巻東女子硬式野球部員からけがを防ぐ方法を問われた菊池投手が「痛みに敏感になること。それで大きなけがを防ぐことができた」などの体験談を披露した。

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