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「映画の持つ力知ってほしい」 10代の若者たちが映画祭を計画、CFで資金募集

産経ニュース / 2024年9月6日 10時35分

天理ファンタスティック映画祭のチラシを手にする古見成生さん=奈良県天理市

映画の魅力を発信しようと、10代の若者たちが企画した「天理ファンタスティック映画祭」が13~15日、奈良県天理市内で開かれる。県出身の俳優、加藤雅也さんがアドバイザーとして参加しており、会場では学生がメガホンを取った作品や加藤さんの主演作品などが上映される予定。実行委員長の古見成生(ふるみなる)さん(18)=京都府京田辺市=は「ぜひ多くの人に見てもらいたい」と意気込んでいる。

俳優に関心のあった古見さんが、令和4年に奈良市内で開かれた「なら国際映画祭」に参加した際に、「映画は娯楽だけではなく、学びや気づきにもなる。映画の持つ力を多くの人たちに知ってもらいたい」と感じたことがきっかけ。同映画祭のワークショップなどで知り合った高校生ら5人と一緒に「自分たちの映画祭を作りたい」と、昨年9月から活動を始めた。

チラシやホームページの作成、上映作品の手配などは、すべて一から試行錯誤。そのうち古見さんらの熱意を知った加藤さんが、アドバイザーを引き受けることに。その縁で、会場として天理市のギャラリー「アートスペースターン」を無償で借りることができた。

ところが、開催が近づくにつれ、実行委員のメンバーは受験勉強などで多忙となり、次々と脱退。古見さんは現在、残ったメンバー2人と日々奔走している。古見さんは「映画祭を通じて地域を盛り上げたい。映画の魅力を多くの人に伝え、どこにもない新しく、誰もが楽しめる映画祭を目指したい」と話す。

13日は午後5時半から、天理駅前広場コフフンでオープニングイベントを開催。赤い服などを身につけた一般の人も、レッドカーペットを歩くことができる。オープニングは、加藤さんが企画・原案・主演を務めた「恋文」が上映される。

14、15日はアートスペースターンに会場を移し、なら国際映画祭で発表された短編映画を中心に20本を上映予定。原則3本につき、大人700円、中高生500円、小学生以下無料で観覧できる。

また、古見さんらは映画祭の運営費を捻出するため、7日までクラウドファンディング(CF)で資金を募っている。目標金額は30万円。募金はCFサイト「キャンプファイヤー」(https://camp-fire.jp/projects/747442/view)から。(木村郁子)

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