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千葉・習志野文化ホールのパイプオルガン、再設置可否をクラファンで 未達なら全額返金

産経ニュース / 2024年8月25日 16時0分

千葉県習志野市はJR津田沼駅南口の複合商業施設「モリシア津田沼」にある習志野文化ホール(休館中)を再建設する。そこに現在、設置されているパイプオルガンを再設置するには建設費とは別に1億5千万円かかると試算されているため、市はクラウドファンディング(CF)で必要な資金を捻出する。ただ、今後決める目標額に届かなければ再設置を断念し、寄付してくれた人に全額返金する。

文化ホールは昭和53年に開館した。パイプオルガンはドイツ製で、3512本のパイプを備える。当時、「国内での公共ホールでは日本初の大型パイプオルガン」と称された。

だが、市によると、現在の使用頻度は1、2カ月に1回程度のときもあるほど少ないという。

ホールの建て替えだけでも100億円を上回るのに、再設置でさらに市民の負担が増すことには市民の間でも賛否が割れる。

このため、市は「パイプオルガンの再設置の可否を問う」と題し、CFを10月いっぱい行う。目標額は9月20日ごろに発表されるが、1億円を上回ることになりそうだ。これまでに「再設置に使ってもいい」という大口の寄付約2千万円超が集まっているという。CFは1口2千円からで、返礼品はないという。市は目標額を達成できなければ譲渡先を探す。

ホールのある施設は今後、解体され、新ホールは令和13年度に完成予定だ。

宮本泰介市長は21日の記者会見で「私もパイプオルガンを再設置すべきか迷っている。再設置の費用を音響やバリアフリーに使ってほしいとの声もある。CFを通じ、税金の使われ方に関心をもってほしい」と語った。

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