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千葉・市原市、プラスチックごみの一括回収を試験導入へ 「プラは資源」浸透図る

産経ニュース / 2024年8月30日 19時40分

一括回収するプラスチック製品の例=27日、市原市役所(松崎翼撮影)

脱炭素社会の実現に向け、千葉県市原市は、家庭で出る食品トレーや文具などを「プラスチック資源」として一括回収する取り組みを市内の一部で試験的に始める。9月1日から11月末までの3カ月間実施。令和9年4月の全市での一括回収を目指し、課題の洗い出しを行う。

令和4年に施行された、プラスチックごみの排出削減などに向けた新法「プラスチック資源循環促進法案」に基づく取り組み。五井地区と有秋地区の計約1600世帯を対象に実施する。

市原市では、プラスチック類は基本的に「燃やすごみ」として回収している。今回は、食品トレーやシャンプーボトル、文房具やおもちゃなどのプラスチック製品を一括回収し、再資源化を目指す。粗大ごみやペットボトルは除く。

これまで、市原市は年間1万トン程度のプラスチックごみを回収している。全市で一括回収を本格的に導入すると、約3千トンは資源として焼却処理せずリサイクルに回すことが期待される。焼却した際の二酸化炭素(CO2)排出量は約8300トン程度抑えられるという。

各家庭に30リットルと45リットルの透明の袋を配布し、週1回一括回収する。ゴミ回収量や汚れ具合、他素材の混入状況などを確認し、全市一括回収の実現に生かす。

小出譲治市長は27日の会見で「CO2削減などに向けて市民の皆さんに『プラスチックは資源』と思ってもらえるよう、より具体的な一括回収の手法の検討を進める」と強調した。

(松崎翼)

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