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2000安打、400本塁打、巨人の4番…セパ制覇・阿部、小久保監督の華麗なる共通点

産経ニュース / 2024年10月6日 10時0分

レギュラーシーズン最終戦後、スタンドの声援に応える阪神の岡田監督=10月3日、横浜スタジアム(松永渉平撮影)

今季のプロ野球はセ・リーグは巨人、パ・リーグはソフトバンクがリーグ優勝を果たした。巨人を率いた阿部慎之助、ソフトバンクの小久保裕紀の両監督はともに就任1年目。両リーグとも新人監督が優勝したのは2015年、ヤクルトの真中満、ソフトバンクの工藤公康両監督以来、9年ぶり5度目となった。

この2人はほかにもプロ入り前や現役時代の成績などで、いくつかの共通点がある。小久保監督は青山学院大、阿部監督は中央大と同じ東都大学リーグ出身。逆指名でそれぞれダイエー(現ソフトバンク)、巨人に入団した。長く中心選手として活躍し、通算成績では2人とも2千安打(小久保監督は2041安打、阿部監督は2132安打)、400本塁打(小久保監督は413本、阿部監督は406本)をクリアした。打点も小久保監督が1304打点(歴代17位)、阿部監督が1285打点(同20位)と似通っている。

とくに通算400本塁打はプロ野球では王貞治(868本)、野村克也(657本)、門田博光(567本)ら過去20人(通算2千安打は過去55人)しか達成していない大記録。20人のうち半数の10人が監督経験を持ち、小久保監督、阿部監督を含めて8人がリーグ優勝を果たしている。優勝できなかったのは田淵幸一(ダイエー、474本)と金本知憲(阪神、476本)の2人だけ。名将がずらりと並んでいるといっても過言ではないだろう。

また、小久保監督が2004年から巨人に移籍してから3シーズン、2人はチームメートだった。小久保監督は巨人の第69代の4番打者を務め、阿部監督も後に第72代の4番となった。両リーグの優勝監督がともに「巨人の4番」を経験しているのは過去、00年がある。巨人が長嶋茂雄、ダイエーは王貞治が監督を務めた。このシーズン以降、中日の落合博満監督、巨人の原辰徳監督が「巨人の4番」経験者としてセを制したが、パは03年の王監督以来、出ていなかった。

00年の「ON」は日本シリーズで顔を合わせ、巨人が日本一となっている。巨人OBでもある小久保監督は日本シリーズで巨人との対戦を熱望。師と仰ぐ王監督が成し遂げられなかった「G倒」を目指す。

この野望に待ったをかける形なのが阪神の岡田彰布監督だ。昨季に66歳になるシーズンでセ・リーグを制し、13年の楽天の星野仙一監督と並び、最年長優勝監督となった岡田彰布監督は単独の最年長を狙ったが、惜しくも2位。今季限りでの退任が明らかになっていて、クライマックスシリーズ(CS)、日本シリーズを突破し、最年長の日本一監督を花道としたいところだ。

セは阪神-DeNA、パは日本ハム-ロッテが対戦するCSのファーストステージは12日開幕。セは巨人、パはソフトバンクが待ち構えるファイナルステージは16日から始まり、日本シリーズは26日、セの本拠地で幕を開ける。

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