「私は漏らしていない」N党・立花氏から〝情報源〟とされた兵庫県議、同席者の関与を示唆

斎藤元彦・兵庫県知事の告発文書問題に絡み、告発者の私的情報などを「NHKから国民を守る党」党首、立花孝志氏に漏洩した疑惑が報道された日本維新の会の岸口実県議は10日、記者団の取材に応じ、斎藤氏が再選された昨年11月の知事選期間中に立花氏と面会したと認めつつ、情報提供については「私からはしていない」と否定した。

立花氏は、告発者の私的情報などが記載された文書を岸口氏から受け取ったと会見で明かした。岸口氏はこの点について立花氏と面会した際に当該文書を「見た」ことはあるが、自身が作成したものではないと明言。誰が渡したのかという記者からの質問には「そこは民間の方ですので、申し上げられない」と述べ、同席していた第三者が手渡したことを示唆した。

立花氏と面会した理由は「立花さんがいろんな発信をしていたので、どういう政治的意図を持っているのか興味がわくところだった。選挙中にいろんな方と水面下で会うことは、それなりにあることだ」と語った。

文書に記載されていた情報の真偽については「知らない情報ばかり」「分からない」と繰り返し、維新側からの調査に対しても同様の説明をする、とした。