神戸徳洲会病院が事故調査報告書を提出 遺族弁護団「不十分」と更なる調査求める
産経ニュース / 2024年7月31日 18時6分
神戸徳洲会病院(神戸市垂水区)でカテーテル治療後に複数の患者が死亡したとされる問題で、昨年1月に死亡した明石市在住の70代男性に関する病院側の調査報告書について、被害者遺族の弁護団は31日、神戸市内で記者会見を開き、「調査報告書は不十分な点や不明点がある」として第三者による調査を求めることを明らかにした。
男性の報告書は医療法に基づく医療事故の調査報告書で、弁護団は今年3月に病院側から受け取った。
弁護団によると、報告書は男性の死因を「心筋梗塞の合併症としての心破裂で、手技の間に偶発的に起きた」と説明し、「直ちに開胸手術をおこなったとしても救命できなかった可能性が高い」としていた。
病院側は遺族側から疑問点や質問事項などを受けた上で、6月に説明会を実施。遺族側は死亡に至る経緯が具体的に記されていないことなどを指摘し、「もっと早い時点で患者の状態の悪化を認識し、なすべき対応を行っていれば救命の可能性はあったのではないか」などと説明を求めていたが、「十分な説明はなかった」という。
この日の会見で、弁護団は、調査が不足しているとして、医療事故調査・支援センターによる調査を求めると表明。「第三者の専門家による調査で、当時の医療現場の問題点などについてもしっかりと調査していただきたい」と述べた。
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