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「被爆者の気持ちが伝わった」3歳で被曝、長崎市の竹下さんが喜び語る

産経ニュース / 2024年10月11日 19時45分

ノルウェーのノーベル賞委員会は11日、2024年のノーベル平和賞を日本全国の被爆者らでつくる日本原水爆被害者団体協議会(被団協、東京)に授与すると発表した。

被団協の受賞を受け、長崎市に住む竹下芙美さん(83)は「まさか受賞するとは思っていなかった。自分ごとみたいにうれしい」と喜んだ。

竹下さんは3歳のときに母親らと疎開先から、原爆が落とされた後の長崎市の自宅に戻った際に被爆した入市被爆者で、被爆の影響からか、甲状腺がんなど複数のがんを患う。

「核兵器の怖さが世界に伝わっていないと感じ、はがゆく感じていた。今回の受賞は、核兵器廃絶に向けた署名活動を続ける『高校生平和大使』の頑張りもあり、被爆者の気持ちが伝わったのではないか。核兵器の問題について多くの人に関心を持ってもらうきっかけになればうれしい」と話している。

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