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「時効までごちそう」「失敗したのはあなただけ」被害女性、事件後の元検事正の発言明かす

産経ニュース / 2024年10月25日 17時42分

大阪地検検事正に在任中、酒に酔った部下に性的暴行を加えたとして、準強制性交罪に問われた元大阪地検検事正、北川健太郎被告(65)の初公判が開かれた25日、閉廷後に被害者の女性検事が記者会見を開いた。女性は事件後、被告から「時効が来るまでは食事をごちそうする」などと言われたことを明らかにした。

事件は平成30年9月に発生。当時、被告は大阪地検トップの検事正だったため「影響力は絶大で誰にも相談することができなかった」。心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しみ続ける中、「同じような被害者を生み出してはならない」と今年に入って被害を申告したという。

会見では、犯行の詳細とともに事件後の被告とのやりとりも明らかにした。女性の説明によると、被告は事件後、女性に対し「俺の検事人生もこれで終わった。時効が来るまでは食事をごちそうする」と述べた。また、令和元年に被告が退職する前には「そろそろ退職しようと思っているけど、退職しても訴えないか」と聞かれた。

さらに、被告から提出された書面では、これまでに複数の女性と関係があったことを認めた上で「あなたのような被害者はほかにおらず、失敗したのはあなただけ」と回答されたという。

女性は会見の冒頭で「被害を受けてから約6年間ずっと苦しんできた」と訴え、会見を開いた理由を「私自身の経験を話すことで今苦しんでいるほかの被害者に寄り添い、性犯罪を撲滅したい」と語った。現職検事が業務とは別に記者会見を開くのは異例。

起訴状によると、被告は平成30年9月12日深夜から翌13日未明、当時住んでいた大阪市内の公務員用宿舎で、酒に酔って抵抗できない女性に性的暴行を加えたとされる。この日の初公判で被告は起訴内容を認めた。

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