家屋で「発見」のインゴット入り金庫、番組で密着業者が用意か 毎日放送

毎日放送（MBS、大阪市）は18日、関西圏で放送しているバラエティー番組「ゼニガメ」（水曜夜）の17日に放送した古物の買い取り業者に密着する企画で、家屋から見つかったとされた金の延べ板（1キロ）が入った金庫は、その場になかったものだったと発表した。

同局は同じ金庫が過去にオークションサイトに出品されているのを確認、業者は落札したことを認めているという。業者が事前に用意した可能性があり、同局は延べ板が入っていた経緯も調べている。

企画は業者が古い家屋の遺品整理を行い、買い取りを行う様子に密着。業者が古い家屋にあった金庫を開錠すると、金の延べ板が入っていた。放送後、視聴者から「金庫はオークションサイトで出品されたものではないか」と指摘があったという。

同局は「番組で事実と異なる内容を放送したことについて、視聴者の皆さま、出演者をはじめ番組関係者の皆さまにおわび申し上げます」としている。番組では過去にも同じ業者に密着した企画を放送しており、同局は内容に問題がなかったかを調べている。