資産家宅に空き巣に入り現金1億円盗む、容疑で男2人逮捕 同じ日に3件の居宅が被害

資産家の民家に侵入し現金約1億円が保管された金庫などを盗んだとして、大阪府警は14日、窃盗と住居侵入の疑いで名古屋市名東区高柳町の職業不詳、長江政芳（まさよし）容疑者（44）と同市北区生駒町の会社員、中根孝容疑者（42）を逮捕した。府警によると2人とも黙秘している。

逮捕容疑は昨年9月6日、大阪市住吉区の会社経営の40代女性の居宅の玄関扉をバール様のもので壊して侵入。現金計約1億円が入った金庫2つやネックレスなど約200点（時価約5400万円相当）を盗んだとしている。堺市西区と大阪府豊中市でも同日に資産家を狙った被害が発生しており、府警が関連を調べている。

府警によると、付近の防犯カメラ映像などから、長江容疑者らは少なくとも4人で行動。マスクを着けてインターフォンのカメラに顔が写らないように傘をさしていた。移動に使用していた白の乗用車は盗難車で偽造したナンバープレートに付け替えていたという。

長江容疑者らは名古屋市内でも資産家の居宅への空き巣を繰り返しており、愛知県警が昨年に住居侵入と窃盗の疑いで逮捕していた。