大阪、24万戸で大規模停電 鉄道運休、信号機点灯せず

１５日午前４時ごろ、大阪市と大阪府守口市の一部で大規模な停電が発生した。関西電力送配電は午前７時４０分過ぎに解消したと発表した。最大で約２４万５千戸が停電した。

この停電の影響で、京阪電鉄は、京阪本線の淀屋橋―京橋駅間と中之島線の全線で始発から運転を見合わせ。午前８時半ごろから運転を再開した。上下線計８４本、約３万人に影響した。

ＪＲ西日本では、大阪環状線や学研都市線、おおさか東線などで遅れや運転取りやめが発生し、約２万５千人に影響した。

都市部での大規模停電は多方面に影響を及ぼした。大阪府警によると、両市で少なくとも１４０基の信号が点灯しなくなり、各署から警察官が出動。手信号などで対応にあたったという。信号は全域で復旧したとみられ、今回の停電による事故は確認されていない。

一方、大阪市都島区の市立総合医療センターは「停電の時間はごくわずかで、すぐに非常電源も作動したため、問題はなかった」とした。

関西送配電によると、停電は午前４時３分ごろ発生。最大で大阪市（福島区、西区、都島区、旭区、城東区、鶴見区、北区、中央区、東成区）と大阪府守口市の計約２４万５千戸が停電した。また、午前５時ごろにも大阪市旭区の一部で停電が発生。８時５０分ごろに解消した。停電の原因を調べている。