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「みかじめ料払ったら罰やで!」年の瀬の大阪・京橋の繁華街で「暴力団排除ローラー」実施

産経ニュース / 2024年12月10日 16時30分

年末となり、にぎわいが増す大阪・京橋の歓楽街で、大阪府警都島署などは暴力団によるみかじめ料の要求に応じないよう呼びかける「暴力団排除ローラー」を実施した。捜査員らが「店側がみかじめ料を払えば、処罰される可能性がある」と注意喚起して回った。

9日午後8時から、同署や府警捜査4課の捜査員ら約20人が、大阪市都島区の京橋エリアの飲食店や風俗店など約180店舗を歩いて回り、みかじめ料の要求が今までなかったかを確認。7月施行の改正府暴力団排除条例では、指定地区の飲食店や風俗店などがみかじめ料を支払うと「1年以下の懲役または50万円以下の罰金」を科されることになると説明し、暴力団から不当な要求があれば、警察に相談するよう呼びかけた。

京橋エリアでは府警が10月以降、客引きグループのリーダーらを摘発。12月にはガールズバーなどを営む経営者からみかじめ料を受け取っていたとして、特定抗争指定暴力団山口組直系「弘道会系」傘下組織会長の中川孝行容疑者(61)を逮捕した。

府警は暴力団の締め出しに力を入れており、この日のローラーでは捜査員が店の責任者に中川容疑者の顔写真を見せる場面もあった。府警幹部は「みかじめ料を支払ってしまっても店側は自首すると刑を減軽、免除する規定がある。悩んでいる方は一刻も早く相談を」と話した。

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