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6千本余りのろうそくにともる鎮魂の火、未来へ祈り 伊丹・昆陽池で震災犠牲者悼むつどい

産経ニュース / 2025年1月16日 20時30分

兵庫県伊丹市の昆陽池(こやいけ)公園で、阪神大震災発生時刻の半日前となる16日夕から、毎年恒例となる追悼のつどい「あなたの思いを灯してください」が開かれた。震災で失われた命と同じ6434本のろうそくがともされ、鎮魂の火に祈りをささげた。

伊丹市のボランティア団体「ユー・アイ・アソシエーション」が毎年続けている。この日、市内の小中高生や近くの住民ら約400人が参加し、午後5時46分に黙禱(もくとう)。発生時刻までの12時間、ボランティアらがロウソクを継ぎ足しながら灯を守る。

今年のテーマは「鑑往知来」。過去をしっかりと見つめ直して未来へつなぐという意味で、30年前の午前5時46分で止まった時計から人々が未来へ向かって歩を進めている様子をろうそくで描いた。

同団体代表の赤松弘揮さん(56)は「まだたった30年。亡くなった命を無駄にしないよう教訓を生かし、未来へ向かって歩み続けなくてはいけない」と話した。

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