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下見数日「好みの女の子物色」 直前に別の女児抱きつきも 兵庫女児襲撃・容疑者説明

産経ニュース / 2024年11月14日 8時0分

兵庫県たつの市で平成18年、小学4年の女児=当時(9)=を刃物で刺し重傷を負わせたとして、殺人未遂容疑で逮捕された勝田州彦(くにひこ)容疑者(45)が県警の調べに「好みの女の子を探していた」という趣旨の説明をしていることが13日、捜査関係者への取材で分かった。

18年間未解決だった事件は14日で逮捕から1週間。勝田容疑者は、たつの市の事件の翌19年に発生した同県加古川市の小2女児刺殺事件についても関与を認める供述しており、県警は連続女児襲撃事件だった可能性もあるとみて慎重に捜査を進める。

たつの事件は18年9月28日午後6時20分ごろ、たつの市新宮町新宮の路上で発生。塾から歩いて帰宅中の女児が胸などを刺され重傷を負った。現場周辺の防犯カメラには、身長165~170センチほどで、リュックを背負った不審な人物が立ち去る姿が写っていた。

捜査関係者によると、勝田容疑者は県警の調べに「好みの女の子」を物色していた、と動機について説明。事件の数分前に現場近くで別の女児に抱きついたことも認めている。数日間かけて現場周辺を下見した上で待ち伏せし、人通りや防犯カメラの少ない場所で塾帰りの女児を狙った疑いがあるという。

県警はたつの、加古川両事件を巡り、別の女児暴行事件の前歴などがあった勝田容疑者について早くから捜査対象者としてたびたび任意聴取するなどしていたが、勝田容疑者は関与を否定。今年5月以降、改めて刑務所で聴取を重ねる中で、たつの、加古川両事件について一転、関与を認め始めた。

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