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「全力で楽しんで」 フェンシング団体金、飯村選手が母校・龍谷大付属平安中高に凱旋

産経ニュース / 2024年8月26日 17時20分

パリ五輪のフェンシング男子フルーレ団体で金メダルを獲得した飯村一輝選手(20)=慶応大=が26日、母校の龍谷大付属平安中・高(京都市下京区)を訪れ、結果を報告した。集まった約1600人の後輩を前に「今を全力で楽しんで」とエールを送った。

盛大な拍手で講堂に迎えられた飯村選手は、ユーモアを交えながら五輪での経験をもとに後輩たちに語りかけた。「(試合の緊張すら楽しもうと)今を全力で楽しんだ結果、気付いたらここに(メダルが)ぶら下がってました」。

中学、高校の6年間を同校で過ごした飯村選手。フェンシング部の主将を務め、国際大会や全国高校総体(インターハイ)などで結果を残す一方、勉学にも励んだ。「勉強もフェンシングも満遍なくできたことが今の僕を作っていると思う」。「文武両道」を掲げる同校で培った力が今回の快挙につながったと感じている。

同校OBで、「兄弟子」として知られる五輪2大会連続銀メダリストの太田雄貴さん(38)の背中を追いかけ、世界に挑んできた競技人生。「太田さんが僕に与えてくれたように(後輩たちに)言葉を渡せたら。みんなのイメージに残ればいいな」と願う。

自分たちが結果を出す姿を見せることによってこそ後進を勇気づけ、フェンシング界の裾野を広げられると信じている。だからこそ「ここがスタート。金メダルで終わるわけではない」と前を向く。

個人種目でのメダルを逃した悔しさも残っている。4年後の個人金メダルと団体連覇に向け、「ふさわしい準備をしていきたい」と改めて誓った。(荻野好古)

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