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万博開幕まで300日前 一般向け前売り券販売伸び悩み、機運醸成が課題

産経ニュース / 2024年6月17日 20時12分

2025年大阪・関西万博は17日、開幕まで300日となり、各地で機運醸成のイベントが開かれ、兵庫県姫路市では、国宝・姫路城が万博のイメージカラーである赤色と青色にライトアップされた。一方、万博を巡っては、前売り入場券の売れ行きの鈍さが課題となっている。開幕までの限られた時間で国内外の関心を一気に高める必要がある。

兵庫県内では、会期中に県全体をパビリオンに見立てて誘客しようと、この日は、自治体や観光協会などで作る協議会も開いた。斎藤元彦知事は「今年度は万博への仕上げの1年」と強調した。

万博は令和7年4月13日から半年間開催し、会期中に約2820万人の来場を想定するが、開催費の膨張や建設遅れなど課題が山積する。

日本国際博覧会協会が昨年11月末に販売を始めた前売り券も、今月12日時点での販売枚数が約270万枚と目標の2割にも届かない。協会関係者は現在の購入者について「ほとんどが企業」と明かし、一般向けの購入が伸び悩んでいる。万博は入場日を予約制としているが、予約開始時期は今年秋に設定されており、今購入しても、すぐに予約手続きができないことなどが響いている。

また、三菱総合研究所が4月に全国20~60代の3千人に実施した調査では、万博に「行きたい」と答えたのは27・0%にとどまっている。現状で、「目玉」といえる展示やコンテンツも少なく、先行きも不透明だ。

万博に行けば何を見られて、何が体験できるのか。参加国や企業任せにするのではなく、「いのち輝く未来社会のデザイン」という万博のテーマを伝える、具体的な〝中身〟を協会が率先して示すべきだ。(井上浩平、西浦健登)

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