大屋根で「水辺の空間」 万博会場デザインの藤本壮介氏が舞台裏語る 関西同友会で講演
産経ニュース / 2024年11月11日 18時57分
2025年大阪・関西万博の会場デザインプロデューサーを務め、万博を象徴する大屋根(リング)を手掛けた建築家の藤本壮介氏が11日、関西経済同友会でオンライン講演した。水辺に張り出した大屋根の下を周遊バスが走るように計画を変更した結果、来場者が水辺でショーを楽しめる空間が生まれたことなど万博の舞台裏を語った。
人工島・夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)の万博会場に設置する環状の大屋根は1周約2キロ、高さ最大20メートルで、世界最大級の木造建築とされる。来場者は屋根の上を歩くことができ、会場のパビリオン群や大阪湾の眺望を楽しめる。
藤本氏によると、会場の周遊バスは当初、大屋根の内側の水辺を走る予定だったが、水辺に張り出した大屋根の下を走るようにルートを変更。このため、来場者が水辺に近づき、夜間に噴水やプロジェクションマッピングなどのショーを目の前で楽しめる「水辺の空間」が生まれたという。
リングを木製にした理由として、地球環境への配慮から世界的に木造建築が注目される中、日本は伝統的に木造の建築技術があることなどを挙げた。大屋根の計画公表時は木造であることを打ち出していなかったが、見積もりを出した鉄骨での費用内で木造でも収めることが可能と判断されたことで、木造が実現したことも明らかにした。(井上浩平)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「リング」動線、混雑緩和に貢献 万博会場デザインの藤本氏
共同通信 / 2024年11月11日 17時49分
-
万博まで5か月!「リングを見ると圧倒される」大阪の吉村洋文知事が北海道でPR 公式キャラクター「ミャクミャク」も駆け付ける
北海道放送 / 2024年11月7日 18時41分
-
「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」協賛のお知らせ
PR TIMES / 2024年11月7日 18時40分
-
大阪・関西万博まであと半年。ニュースになり注目を集めている話題は?【Qlipperレポート】
PR TIMES / 2024年10月21日 17時45分
-
2025年大阪・関西万博:イタリアパビリオンの構造建築物が開幕6カ月前に完成
共同通信PRワイヤー / 2024年10月18日 17時24分
ランキング
-
1アダルトサイト誘導を謝罪 米玩具大手マテル、箱に誤記載
共同通信 / 2024年11月13日 7時16分
-
2「虫混入報告」チロルチョコとシャトレーゼの明暗 企業ブランドを守るために企業ができること
東洋経済オンライン / 2024年11月13日 9時40分
-
3オフィス内に「公園の遊具」? コクヨが狙うは「出社回帰」の波
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年11月13日 6時40分
-
4管理職を「続けたくない」理由 2位「給与面でのメリットを感じない」、1位は?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年11月13日 7時0分
-
5トラブル時の「新幹線ホテル」実際に泊まってみた 車内で何人が寝ているのか、快適に眠れるか
東洋経済オンライン / 2024年11月12日 6時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください