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大阪ガス、大林組と共同で「建設工事向けAI気象予測サービス」の実証実験 万博会場の工事現場で活用

産経ニュース / 2024年7月31日 22時31分

大阪ガスは31日、建設工事現場向けに大林組と共同で開発した、人工知能(AI)を活用した気象予測サービスの実証実験を、2025年大阪・関西万博の工事現場で報道陣に公開した。気象庁や現地での観測データをもとに、AIによって数百メートル四方のピンポイントでの気象予測が可能で、工事の効率化や安全確保に活用できる。令和7年度にもサービスの実用化を目指すという。

建設現場では、品質低下を避けるために雨天時はコンクリート打設工事を延期したり、強風時はクレーンによる荷揚げ作業を避けたりというように気象条件に影響される作業が少なくない。また、猛暑により熱中症のリスクも高まっていることから、ピンポイントの気象予測の重要性が高い。

同サービスは、1時間から3日先までの気温や降水量、風速、暑さ指数などを最小10分単位で予測できる。気象状況に応じて作業の延期や対策を検討するよう、警告が担当者のスマートフォンに送信される。

実証実験は大林組が担当する万博会場の工事現場6カ所で実施されており、現場管理者ら約60人が活用するほか、事務所などに設置されたモニターにも予測情報が表示され、作業員が確認できる。実際にサービスを利用している現場管理者は「2、3時間後に雨が降るとわかれば事前に対応して、効率的に作業ができる。梅雨時期はとくに助かった」と話した。(桑島浩任)

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