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2次元で2.5次元を表現する「推しの子」 イマドキTV+

産経ニュース / 2024年9月28日 8時30分

昨年、第1シーズンが始まってすぐ、小学生の次男が「見たい」というので一緒に見始めたテレビアニメ「推しの子」(サンテレビ、TOKYO MXほか)は、ただいま第2シーズンが放送中。

推しアイドル・星野アイの子供に転生した双子の兄妹アクアとルビーが主人公。彼らやその友人たちの視点で芸能界やアイドル、音楽産業を描いた、いわゆるバックステージもので、今期は「2.5次元舞台」がテーマの一つになっている。

「東京ブレイド」という人気漫画が舞台化されることになってアクアがキャストに抜擢(ばってき)される、というストーリーなのだが、見ているうちに「ん?」と疑問が。

漫画やアニメ、ゲームなどの2次元作品を、生身の人間が作品化(3次元化)することを「2.5次元」と呼ぶのはご承知の通り。それが劇中劇として出てくるはずだけど、テレビアニメはどこまでいっても2次元でしかない。いったいどういうふうに描くんでしょうか。

稽古や舞台制作のシーンは、芸能界あるあるをリアリティーたっぷりにぶち込む本作の面目躍如。出演者の主導権の奪い合いやら、「脚本がダメ。全部変えよう」という原作者のちゃぶ台返しやら、本当にありそうでヒリヒリさせられる。

そして気になった2.5次元の2次元表現はというと、こんな感じ。

ここぞというシーンで出演者の顔や表情ではなく、あえて舞台をロングショット(引き)で映す。舞台上を飛び回る俳優陣をつっているワイヤをチラチラ見せる。3次元の不自由さを、あえて表現に取り入れている。それでいて画面全体はカッコいい。なるほどねえ。

と納得したのだが、本当に生で俳優がやる2・5次元舞台もあるみたい。「演劇【推しの子】2.5次元舞台編」(東京はシアターH、大阪は梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ)というのを12月に上演予定。これまたどんなメディアミックスになるのか興味深い。子供を誘って見に行きたい。チケット取れれば…だけど。(ライター 篠原知存)

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