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織太夫と藤蔵が賛助出演、文楽の中堅・若手らが「素浄瑠璃の会」 8月31日・京都

産経ニュース / 2024年8月20日 18時30分

人形浄瑠璃文楽の中堅・若手の太夫と三味線弾きによる自主公演「素浄瑠璃の会」が31日、京都市上京区の京都府立文化芸術会館で開かれる。3回目の今回は、竹本織太夫(49)と鶴澤藤蔵(59)の実力派の太夫と三味線も賛助出演する。

中堅・若手がキャリアに差がある者同士で組み、難曲などに挑む勉強会で、中堅の豊竹靖太夫(45)が企画した。

第1部(正午)で40年近い芸歴差がある竹本碩太夫(29)の語りで「源平布引滝・九郎助住家の段」を弾く藤蔵は、「舞台に出たら先輩も後輩もない。本番はぶちかましてほしい」と発破をかける。碩太夫も、「上の方と勉強させていただくと、自分の技量が足りなくてもカバーしてもらえて成立してしまう。そこに気を付け、自分の課題を見つけたい」と気を引き締めた。

第2部(午後4時)で鶴澤燕二郎(29)の三味線で「染模様妹背門松(そめもよういもせのかどまつ)・油店の段」を語る織太夫は、自身の20代を振り返り、「先輩たちに育てていただいたと感謝しています。やっと私も恩返しができる時期にきた」とほほ笑む。靖太夫も2人の先輩に、「若手に強烈な経験をさせていただきたいです」と話した。(田中佐和)

素浄瑠璃の会

このほか第1部は「義経千本桜・河連法眼館の段(中)」竹本聖太夫/鶴澤清公▽「仮名手本忠臣蔵・勘平腹切の段」豊竹睦太夫/鶴澤清允▽「由良湊千軒長者(ゆらのみなとせんげんちょうじゃ)・山の段」豊竹靖太夫/鶴澤清方。第2部は「絵本太功記・妙心寺の段」竹本小住太夫/鶴澤藤之亮▽「絵本太功記・夕顔棚の段」豊竹薫太夫/鶴澤清志郎▽「妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)・花渡しの段」豊竹亘太夫/鶴澤寛太郎。義太夫節を勉強する会(050-3161-7351)。

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