1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

思い出のサンケイホールで桂ざこばさんに別れ 塩鯛さん「落語が大好きで優しくて…」

産経ニュース / 2024年8月21日 20時12分

6月12日にぜんそくのため76歳で亡くなった落語家、桂ざこばさんの「お別れ会」が21日、大阪市北区のサンケイホールブリーゼで開かれた。落語家の桂文枝さん(81)をはじめ親交の深かった芸人、作家が参列し、別れを告げた。

ざこばさんは旧サンケイホール時代から毎年、同ホールで独演会を開いていた。ざこばさんの出囃子「御船」とともに舞台の幕が開くと、次女で俳優の関口まいさん(41)が「2人でポスターを数えながら楽屋入りしたのを思い出しました」とホールでの思い出話を交えながら、「桂ざこばを応援していただき、本当にありがとうございました」と挨拶した。

親交の深かった吉本新喜劇座員、池乃めだかさん(81)は若手の頃、劇場帰りに必ず一緒に酒を飲みに行ったエピソードを披露。腕を組んで笑う遺影に向けて、「もうすぐそっちに駆けつけるからな。飲もう」と呼びかけた。タレントのなるみさん(52)は初めてフグを食べに連れていってもらったことなどを振り返り、「娘のようにかわいがってもらった」と話した。

最後には、筆頭弟子の桂塩鯛さん(69)が「師匠は一本気で、噓が嫌いで落語が大好きで優しくて、寂しがり。こんなにたくさんの人に来ていただいて、本当に喜んでいると思います」と謝意を述べた。

お別れ会は米朝事務所とざこば事務所の主催。関係者向けに先立ち、一般ファン向けの会も開催された。

ざこばさんは大阪市出身。昭和38年に三代目桂米朝さんに入門して朝丸を名乗り、63年に二代目桂ざこばを襲名した。人情味あふれる語り口が持ち味。平成11年に兄弟子の桂枝雀さんが亡くなった後は、事実上の筆頭弟子として米朝一門を支えた。テレビ番組でも歯に衣着せぬ発言で人気を博した。(藤井沙織)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください