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気負わず「わくわく」元宝塚の和希そら 大阪で退団後初ミュージカル「9 to 5」

産経ニュース / 2024年10月17日 13時0分

今年2月に宝塚歌劇団を退団した、元男役スターの和希そらが10月25~28日、大阪市西区のオリックス劇場で、退団後初の舞台となるブロードウェーミュージカル「9 to 5」に出演する。退団後は「早くお稽古したいなとずっと思っていたので、すごくわくわくしています」と言い、男役から女優へと気負いなく軽やかに羽ばたく。

平成22年に初舞台を踏んだ和希は宙組に配属後、令和3年に雪組に組替えした。どこか憂いを帯びた色気漂うたたずまいとキレのいいダンス、深みのある歌で魅了し、今年2月に惜しまれつつ退団した。

「自分が挑戦したいことや場所、退団後のプランが明確にあった」という和希が新たな俳優人生のスタートに選んだ作品が、働く女性たちの応援歌ともいえる痛快コメディーだ。

大企業に勤めるシングルマザーのヴァイオレット(明日海りお)、秘書のドラリー(平野綾)、新入社員のジュディ(和希)の3人は意気投合し、セクハラにパワハラにとやりたい放題の横暴社長、フランクリン(別所哲也)をこらしめる計画を立てる。

和希が演じるジュディは離婚を機に社会人としての一歩を踏み出した30代。主婦時代は「日常生活の登場人物が自分と夫しかいない狭い世界の中にいた」(和希)が、社会に出て視野が広がり、「人生の主軸が自分に戻ってくる。彼女の内面の変化を繊細に作っていきたい」と話す。

「この人物をどう演じるか」

宝塚では14年間、男役を磨いてきた。退団後は女性役とのギャップに悩む元男役も少なくないが、和希は違和感なく演じられているといい、「この人物をどう演じるかであって、宝塚でも自分は男と女を切り離して役作りしていたわけじゃないんだな、と今回気付かされました」と語る。

退団後はダンスレッスンやボイストレーニングに通い、着々と再スタートの準備を進めてきた。仕事のモットーは「自分のときめくものをこだわりを持って選ぶこと」。大好きな舞台を含め、「選ぶものも挑戦する後と前では変わってくると思う。その変化を自分で楽しんでいきたいなと思っています」とほほ笑んだ。(田中佐和)

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