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新春恒例の一斉放水、大阪市消防出初式2年ぶり 被災地で懸命の活動「誇らしい」市長激励

産経ニュース / 2025年1月5日 15時30分

新春の恒例行事である大阪市消防出初(でぞめ)式が5日、同市住之江区のアジア太平洋トレードセンター(ATC)で開かれた。昨年は能登半島地震の被災地へ隊員を派遣した影響で中止となり、74回目となる今年は2年ぶりの開催となった。

式の冒頭では消防車両や消防ヘリコプター、日本赤十字社の災害用緊急車両が行進。パレードではプロ野球オリックス・バファローズの才木海翔(かいと)選手やサッカーJリーグ、セレッソ大阪の奥田勇斗(はやと)選手らが登場し、会場から温かい拍手が送られた。

その後、登壇した横山英幸市長が式辞で能登半島地震や昨秋の記録的豪雨などに触れ、「家族の元に行方不明者を何としても帰すため懸命に活動したと聞いた。背中に刻まれた『大阪』の文字を大変誇らしく思う」と、被災地へ派遣された隊員を激励。「今年一年が災害なく安全安心に過ごせることを祈る」と述べた。

式のフィナーレでは、2025年大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」が見守る中、消防艇「まいしま」などが大阪湾に向け色水の一斉放水を行い、色とりどりのアーチが新春の空を彩った。

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