1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

飛田・天下茶屋周辺の商店街で合同防災訓練

産経ニュース / 2024年7月29日 8時0分

大阪市西成区山王周辺の商店街で28日、火災の際の迅速な消火や、救援活動を行えるように「飛田地区十商店会防災訓練」が行われた。このエリアは古い木造住宅や店舗が多いうえに、道路が狭く、火災の際には被害が大きくなりやすい。

訓練には地区の商店街を統括する飛田地区十商店会や西成消防署、NPO法人大阪災害ボランティアなどが参加、合同で商店街をパレードした。

訓練のきっかけとなったのは6月10日に発生した、飛田本通商店街での火災。消防車など65台が出動し消火に当たったが、合計8棟、約450平方メートルが焼けた。

この火災では商店街に置かれた自転車や看板などで消防車の通行が妨げられたことも、被害の拡大につながった。

同商店会の村井康夫代表(73)は、「この地区は木造住宅が多く、火事が起こると延焼の危険が大きい。防災訓練を通して安全な商店街をつくっていきたい」と話す。

午後5時、約200人の参加者や西成消防署のミニ消防車が「動物園前一番街」をスタート。「命を守る防災訓練中です。クリーンで安全な商店街のためご協力をお願いします」と、防災対策を呼び掛けた。

一行は、周囲の店舗や通行人に、「自転車とめないで!」や「荷物を放置しない」などと書かれた啓発チラシを配布した。

西成は外国人労働者やインバウンドも多く、パレードにはこの地区で暮らすネパールやベトナム、インドネシアの人たち約50人も参加した。

約30分のパレードの後には、訓練の講評やカレーライスの炊き出しが行われた。最後に臣永正廣西成区長が「頼もしい訓練だった。西成区は約1割が外国籍の人たち。その方々の力もかりて災害に強い、安心安全な街づくりを行っていきたい」とあいさつし、訓練を締めくくった。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください