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核なき世界訴え、市民や関係者らたいまつ手にパレード オスロに拍手や歓声

産経ニュース / 2024年12月11日 11時6分

ノーベル平和賞の授賞式を終えた10日夜(日本時間11日未明)、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の平和賞受賞を祝う恒例のたいまつパレードがノルウェーの首都オスロで行われた。パレードの参加者はたいまつを手に核なき世界を訴えながら進み、被団協のメンバーが宿泊するホテル前の広場を埋め尽くした。

代表委員の田中熙巳(てるみ)さん(92)らがバルコニーから手を振ると、拍手や歓声が巻き起こった。その後、田中さんら被団協代表団は、ホーコン皇太子夫妻、ノルウェーのストーレ首相、ノーベル賞委員会関係者らとの晩さん会に出席した。

パレードは現地時間午後6時40分ごろ、氷点下7度の中、ノーベル平和センター前を出発。2500本のたいまつが用意され、市民や観光客、日本からの関係者らが参加した。これまで活動を続けてきた被爆者の生前の写真が載ったボードを手に歩く人の姿も見られた。

パレードに参加したオスロ市の団体職員、クラウス・ラーグネターさん(58)は「核廃絶に向け戦った被団協への連帯を示し、受賞を祝うために参加した。核のタブー確立に貢献した彼らの存在は受賞に大いに値する」と話していた。

パレードには授賞式に参加した高校生平和大使の姿も。九州学院高校(熊本)2年の島津陽奈さんは「被爆地だけでなく日本各地で若い世代が活動することで核廃絶運動は世界にも広がる。被爆者の方々の強い思いを改めて受け継ぎたいと思った」と決意を新たにした。(オスロ=木下倫太朗)

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