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宝塚歌劇団宙組公演9カ月ぶり再開 理事長「おわび」、芹香さん「千秋楽まで精進」

産経ニュース / 2024年6月20日 17時38分

宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)の宙組劇団員の女性が昨年9月に急死して以降、活動停止状態にあった宙組の公演が20日、本拠の宝塚大劇場で約9カ月ぶりに再開した。

公演は報道各社に非公開で行われた。歌劇団によると、開演に先立ち村上浩爾理事長が「ご心配とご迷惑をおかけしましたこと、改めて深くおわび申し上げます」などと述べたが、一連の問題についての具体的な言及はなかった。

終演後にはトップスターの芹香斗亜さんも舞台上で同様の謝罪をしたうえで、「たくさんのお言葉をかけていただき、宙組公演を待ち続けてくださいましたこと、心より御礼申し上げます」と挨拶。「応援してくださる全ての皆さまへの感謝の気持ちを胸に、千秋楽まで精進を重ねてまいります」と謝意を伝えたという。

公演終了後、ファン歴50年という大阪市の女性(78)は「応援の気持ちを伝えようと、皆が懸命に拍手していた。今まで見てきた公演の中で一番大きな拍手だった」と話した。

女性の急死を巡っては、歌劇団側は3月末に上級生によるパワーハラスメントを認め遺族側に謝罪したが、「全ての責任は歌劇団にある」として個人の責任は問わない姿勢だ。パワハラの当事者が舞台に立つことについて、大阪市大正区の女性(70)は「モヤモヤする気持ちもある」と明かした。

公演は30日までで、チケットは完売。7月20日~8月25日には東京宝塚劇場でも上演する。

宝塚歌劇団が発表した、開演前の村上浩爾理事長の挨拶と、終演後の芹香さんの挨拶は次の通り。

村上理事長「変わらぬご支援を」

本日はご来場いただきまして誠にありがとうございます。宝塚歌劇団の村上でございます。開演に先立ち、ご挨拶申し上げます。

宙組公演につきましては、公演の中止や演目変更等、お客さまに大変ご心配とご迷惑をおかけしましたこと、改めて深くおわび申し上げます。

今後も引き続き誠心誠意つとめてまいりますので、変わらぬご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

ただいまより、宙組公演をご覧いただきます。

本公演を心待ちにしてくださった皆さま、お客さまのご期待に沿えるよう、精いっぱい取り組んでまいりました。

本公演は、宝塚歌劇の歴史と、そして先人へのオマージュを込めた華麗なるレビュー作品でございますので、どうぞごらんください。

改めてのお礼となりますが、本日はご来場いただきまして、誠にありがとうございます。

芹香斗亜さん「千秋楽まで精進」

皆様本日は宙組公演初日の舞台をご観劇くださり、誠にありがとうございました。宙組の芹香斗亜です。

先ず、長きに亘り皆様に大変ご心配をお掛け致しましたこと、深くお詫び申し上げます。

そして、たくさんのお言葉をかけていただき、また、宙組公演を待ち続けてくださいましたこと、心より御礼申し上げます。

今日こうして初日を迎えられ、公演の開催にご尽力下さいました全ての皆様、そして劇場に足をお運びくださいました皆様に、感謝の気持ちで一杯でございます。

応援してくださる全ての皆様への感謝の気持ちを胸に、千秋楽まで精進を重ねて参りたいと思います。

本日は本当にありがとうございました。

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