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五嶋みどりさんが能登半島で無料のコンサート 「明日への糧になれば」

産経ニュース / 2024年10月7日 15時57分

デビューから40年以上、国際的に活躍してきたバイオリニストで、国連ピース・メッセンジャーの五嶋みどりさんが気鋭のピアニスト、藤田真央さんとともに11月13と14の両日、石川県輪島市と七尾市でチャリティーコンサートを開く。今年1月の能登半島地震発生から、被災地に思いをはせてきた五嶋さん。万感の思いを込めて演奏する。

11月13日は輪島市立輪島中学校体育館で、14日は七尾市文化ホールで「ホープ・コンサート2024」を開く。五嶋さんはこの企画について「被災地のニュースを見て、自ら全力で立ち上がろうとされている被災地の皆さんの姿を目にし、どうすれば手伝いができるのか、について考えてきたのがきっかけです」と話す。「11月にもなれば現地の復興も進み、地元の人々や県外の人たちがともに集い、音楽を楽しんでいただけるひとときが作られそうだと思ったのです」と計画を進めてきた。

ところが9月、現地は再び豪雨で被災。「1月1日に起こった地震、そして先月の豪雨でお亡くなりになった方々のご冥福を祈り、被災された方々に心からお見舞い申し上げます」と言葉を重ねた。

今、現地で求められているものは音楽でないかもしれない、それでも、若手ピアニストの藤田さんと五嶋さんは音楽が「明日への糧」になればと願う。

また、今回のコンサートの聴衆に想定しているのは被災者だけではない。多くの人に「全国から被災地に駆けつけてもらいたい」という思いも込めている。

五嶋さんは「音楽が人の心に安らぎを運んでくるのはもちろんのことですが、それにもまして人と人との触れ合いは温かさをもたらすときがある」といい、「人々がコンサート会場に集うことで生まれるミラクル」に期待する。「人の輪が希望となり、ともに生きるというエネルギーが孤独を打ち消すと信じています」と話していた。

コンサートの曲目は「全国から駆け付けてくださる方々のための特別プログラム」として、ベートーベンのピアノとバイオリンのためのソナタ第5番「春」やモーツァルトのきらきら星変奏曲、バッハのシャコンヌ、フランクのソナタを演奏する。

無料整理券が必要で、受付はチケットサイトやはがき・メール、電話で9日から予約受け付け開始(先着順)。詳細はホームページ ( https://eplus.jp/sf/word/0000167050 )。

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