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忘れられないパリ五輪語録 全方位ch

産経ニュース / 2024年8月17日 9時30分

パリ五輪が終わった。「前畑頑張れ」「栄光への架橋だっ」のようなテレビ史に残る実況は別にして、1998年長野冬季五輪の男子滑降で、「あー飛ばされたぁー、ヘルマン・マイヤー転倒っ」という、いろいろとあったコース設定の記憶をも呼び起こす名文句が忘れ去られるのは惜しい。パリ五輪中継で気になった言葉を記録しておく。

バレーボール男子準々決勝の日本-イタリアの中継。「要所要所で高橋藍選手のレシーブが目立ってます」という福沢達哉さんの解説から高橋藍選手の動きを追ったが、あちらこちらでプレーに関わっている。

第4セット、セッターではない高橋藍選手のトスを石川祐希選手が決めきった場面では、「リベロもできてスパイカーもできてセッターもできますからね、高橋藍選手は」とも。逆に高橋藍ができないことを聞きたい名解説で、「粘り強い」だけでは説明できない、日本の強みをあますことなく伝えていた。

体操のような「技」の競技は素人目には難しい。しかし、男子高飛び込みで銀メダルの玉井陸斗選手の最終演技で、実況に「ラスト一本、絶対的な自信を持つ5255B!」と叫ばれると、「ゴーニーほにゃららキターッ」と思ってしまうのは実況の妙である。

一方、技が多彩で実況が大変そうだったのがブレイキン。13日朝の「DayDay.」(日本テレビ系)で司会のフリーアナウンサー、武田真一さんの一言は分かりみが深い。

「採点基準がいまいちよく分からない」

ブレイキンは4年後のロサンゼルス五輪では行われない。武田さんは「どれもすごく見える」と言っていたが、理解を深めるのに実況の向上は欠かせない。身体表現の限界に挑む芸術でもあり、復活を望む。

射撃で銀メダルを獲得したトルコの選手。そのへんのおじさんがふらっとやってきたような装いに、「無課金おじさん」と名付けた人の命名センスには脱帽するが、仮に記事にする際、「無課金」をどう解くか。

「日本のSNSでも、装備にお金をかけずソーシャルゲームを楽しむ人になぞらえて『無課金おじさん』とも呼ばれ、話題となりました」

NHKのニュースで読み上げられたAIによる自動音声の無機質な解説に、うなった。(圭)

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