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「なにわ介護男子」発売 宮川大助・花子「同じ生きるなら楽しく」、闘病と老々介護つづる

産経ニュース / 2024年6月27日 16時30分

夫婦漫才コンビ「宮川大助・花子」が闘病生活や老々介護をユーモラスにつづった「なにわ介護男子」(主婦の友社)が6月28日に発売される。2人は大阪市内で27日に取材に応じ、病気などの苦難と闘っている人たちに向けて「生きることは苦しい。けれど、同じ闘うなら楽しくやりましょう」と呼びかけた。

花子さん(69)は、平成30年に血液のがんの一種である多発性骨髄腫と診断され現在も闘病中。一日のほとんどをベッドで過ごし、大助さん(74)が家事や介護をしている。

著書は、病名を公表するまでの日々を書いた前著「あわてず、あせらず、あきらめず」(同)の続編。前著の執筆時は花子さん自身、まだ多発性骨髄腫という病気をよく知らなかったといい、今回は「どういう症状が出たら病院に行かないといけないとか、病気について知ってもらいたい」と筆をとった。

抗がん剤の副作用で肺に水がたまり、心肺停止寸前で救急搬送されたなどシビアなエピソードや苦労の多い介護生活について、大助さんへのツッコミを交えながら、花子さんが面白おかしくつづっている。

車椅子で復帰した舞台でも闘病や介護をネタに観客を笑わせているが、「病気は楽しくない。介護するほうもされるほうも、お互いにしんどい」と花子さん。だが、「同じ生きるなら、明るく楽しくいっとかないと損」と話し、「まだまだ長生きしますよ」と笑った。

大助さんもまた、脊柱管狭窄症の手術を受け、腰に痛みを抱えている。「自分の生活のリズムを作りたいのに、(花子さんに)合わせないといけない」と老々介護のつらさを痛感しつつ、「女房の存在は宝物。これからが本当の夫婦という気持ちでいっぱい」と語った。

「なにわ介護男子」は1650円。(藤井沙織)

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