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かつてない小スペクタクル 等身大SFコメディー「ホットスポット」 イマドキTV+

産経ニュース / 2025年2月1日 8時30分

先週、バカリズムさん脚本の「ブラッシュアップライフ」のことを書いたけど、日テレ系で放送中のドラマ「ホットスポット」もバカリズム作品だ。昨年も新春スペシャルドラマ「侵入者たちの晩餐」が放送されていたし、どうやら年明けの定番になった様子。ぜひ毎年続けてもらいたい。毎クールでもいい。

主人公は、富士山を望む湖畔のホテルで働くシングルマザーの遠藤清美。演じるのは市川実日子さん。清美はある日、交通事故に遭いかけたところを、同僚の高橋(角田晃広さん)に助けられる。その際、驚異的なスピードとパワーを発揮した高橋から「実は宇宙人なんだ」と明かされる!

ここからのとぼけた会話劇が、バカリズムさんの真骨頂。告白を聞いた清美がさりげなくスルーしようとするとか、高橋が「ヤバいやつと思ってるでしょ」と会話に引き戻すとか、笑わずにいられない。

「誰にも言わない」と約束したはずの清美が、幼なじみの美波(平岩紙さん)と葉月(鈴木杏さん)にペラッとしゃべっちゃうのはお約束。今のところ3人の秘密ということになっているが、そのうちに広まっていきそうでもあり…。

宇宙人というと「未知との遭遇」や「エイリアン」といった大作を連想してしまうが、本作は<SF史上かつてない小スペクタクル>。第1話では客室から盗まれたテレビ捜しに宇宙人の能力を使わせ、第2話では、体育館の天井に挟まったボールを取らせるなど、しょうもないことに高橋をこき使う。

宇宙人がいても、清美たちの生活感に変化はない。タイムリープという大仕掛けにもかかわらず、地元にとどまり続ける「ブラッシュアップライフ」と構造が似ている。異常事態と等身大の暮らしが同居しちゃうのが、妙におかしい。

今後の展開は読めないが、女性3人の会話劇だけでも面白いし、伏線も張り巡らされているはず。また何度も見返しそうなので、しっかり録画予約してます。(ライター 篠原知存)

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