1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

淡路島で「地方創生料理人」育てます パソナが廃校活用でプロジェクト

産経ニュース / 2024年7月12日 6時30分

総合人材サービス大手「パソナグループ」は、平成28年に廃校となった旧淡路市立富島小学校(富島)をリニューアルし、食文化の将来を担う人材の創出拠点「としまスコーラ」として11日にスタートさせた。「スコーラ」はイタリア語で学校の意味。兵庫県淡路市内の廃校を利活用するパソナの取り組みは、平成24年オープンの地域交流拠点施設「のじまスコーラ」(旧市立野島小学校)に続き2例目となる。

パソナは「肉体的にも精神的にも、そして社会的にも完全に満たされた状態」を意味する「ウェルビーイング」分野を重要視しており、同分野での人材育成や雇用創出を目指すという。

淡路市から旧市立富島小の校舎本体部分(鉄筋コンクリート造り3階建て、延べ約4780平方メートル)を買い取って改装。ウェルビーイング産業の一つ「食」の分野での人材育成を目指し、淡路島内で取れた農作物や水産物などの加工・商品開発を手がける拠点「セントラルキッチン」や、動物性食品を使わないスイーツをつくる「ヴィーガンスイーツ研究所」を開く。

このほか、パソナグループの社員として働きつつ地域資源や食文化を理解し、地域の魅力を発信する「地方創生料理人」の育成プログラムを展開。「アワジシェフズスコーラ」の名で開校し、島内にある同社運営の飲食店で働く料理人を対象に、フィールドワークや座学などの研修カリキュラムを受けてもらう。

現在は、今春入社した男女9人が学ぶ。そのうちの1人、亀谷佳佑さん(24)=洲本市=は、海上自衛隊勤務時代に料理の面白さを知り、この道に入ったという。「(研修を通じて)今まで知らなかった淡路島の食材の魅力を知る部分もある。将来は自分の店を出して、島の魅力を伝えていきたい」と抱負を語った。パソナによると、将来は同社社員以外からの参加も受け入れる方針という。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください