「みなさんのサポートのおかげ」 パリ五輪レスリング金メダリストの樋口黎選手 吹田市に凱旋

パリ五輪レスリング男子フリースタイル57キロ級で金メダルを獲得した樋口黎（れい）選手（28）＝ミキハウス＝が6日、地元の大阪府吹田市役所を訪問し、後藤圭二市長から市長特別賞を贈呈された。

樋口選手は市職員らの拍手に迎えられ、花束を受け取った。後藤市長のほか、市のイメージキャラクター「すいたん」も祝福した。2016年リオデジャネイロ五輪での銀メダルを上回る成績に「自分一人の力ではなく、みなさんのサポート、いろいろな人とのつながりで獲得できた」と振り返った。

小6まで吹田市で過ごした樋口選手は、3歳から吹田市民レスリング教室でレスリングを始めており、同市は競技人生の原点ともいえる地。現在でも市内をランニングすれば「小学生時代の思い出がよみがえる」と話す。「万博記念公園は遠足でよく行った」と笑顔を見せた。

今後については「まだ自分のレスリングに満足していない」と話し、2年後のアジア選手権優勝を目指すと述べた。

樋口選手はその後、中学時代を過ごした大阪府茨木市役所も訪問した。