うめきたに誕生したアートスペース「VS.」 オープニングは真鍋大度展

大阪市北区のうめきた2期地区開発事業「グラングリーン大阪」のうめきた公園内に9月、アートなどさまざまな展示のできる約1400平方メートルのスタジオ「VS.（ヴイエス）」が誕生した。安藤忠雄建築研究所が設計監修した建物には5階建て相当の天井高15メートルの空間もあり、映像や大型作品展示も可能だ。

オープニング企画展は、コンピューターを駆使して映像と音楽で空間表現を行うアーティスト、真鍋大度（まなべ・だいと）の作品「Continuum Resonance 連続する共鳴」。4つの空間に鑑賞者の位置データなどを解析して音響を生成、センサー情報で鑑賞者の動きを映像化したり、ダンサーの身体運動データと事前作成された音源を組み合わせ、大画面で身体と音楽を融合した映像表現を行う空間を創出している。14日まで。入場無料（事前予約制）。（正木利和）