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病気の子供ら支援する「マクドナルドハウス京都」開設募金、目標の8割到達

産経ニュース / 2025年2月3日 12時36分

重い病気で入院する子供と付き添いの家族が滞在できる施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス京都」の開設に向けた募金活動の開始から約1年が経ち、京都府などでつくる募金委員会が目標としてきた4億円の約8割まで寄付が集まっている。個人や団体のほか、医療関連企業から1千万円の大型寄付もあり、府は「闘病する子供や家族のため、1日も早く実現したい」としてさらなる協力を呼び掛けている。

ドナルド・マクドナルド・ハウス京都は、自宅から離れた専門病院で長期入院を余儀なくされる小児がんや難病と向き合う子供や家族の負担を軽減するため、マクドナルドの公益財団法人が全国に展開。京都は14カ所目の施設となる予定で、真宗大谷派(本山・東本願寺、下京区)が京都市上京区の鴨川沿いの寺院跡地を無償提供する。小児がん拠点病院に指定されている府立医科大と京都大医学部の両付属病院に入院する子供と家族が対象。18室のベッドルームやリビングなどを設け、1人1泊千円で利用できる。令和8(2026)年10月の開設を目指している。

開設資金8億円のうち半分について寄付を募っており、これまでに1500件を超える企業や団体、個人から計約3億2500万円が寄せられている。1月21日には、1千万円を寄付したライフサイエンスの総合商社、ワケンホールディングス(京都市左京区)の熊沢康介社長らに西脇隆俊知事や両病院長から感謝状が贈られた。

熊沢社長は「医療や研究の発展につながる社会貢献のお手伝いをさせてもらいたい」と話し、西脇知事は「病気に向き合う子供の精神面のケアや家族の経済的負担軽減につながる施設。引き続き開設に向けた支援を多くの人にお願いしたい」と応じた。(杉侑里香)

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