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君は、もらうことができるか…大阪初「ガンダムマンホールカード」3日間で2千枚超配布 消滅可能性自治体の柏原市「万博会場に最も近い」と戦略

産経ニュース / 2024年7月29日 20時24分

今年で放映45周年を迎えた人気アニメ「機動戦士ガンダム」が描かれたマンホールカードの無料配布が、大阪府柏原市で始まった。26日からの3日間で2千枚以上が配布された。同市は消滅可能性自治体の一つに数えられているが、市の担当者はガンダムを活用した地域活性化につなげる方針だ。

マンホールカードの配布が始まった26日午前9時、JR柏原駅などに近い同市民文化センターには約50人が行列をつくった。ガンダムファンで、マンホールカード収集を趣味にしているという愛知県武豊町の男性(52)は「カード配布がなければ柏原市を訪れることはなかった」と笑みを浮かべた。この後は、同様にガンダムマンホールカードの配布を始めた京都府京丹後市を訪れるという。

柏原市によると、マンホールカードは初回在庫で約1万1千枚を用意。原則1人1枚を条件に配布しており、26日の開始から3日間で2206枚が渡された。

こうした動きは、玩具大手のバンダイナムコグループ(東京)の「ガンダムプロジェクト」から寄贈を受けたガンダムのマンホール蓋が5月、同市内の2カ所に大阪府内で初めて設置された一環。「ガンダムと柏原ぶどう」「ドムと旧大阪鉄道亀瀬隧道(かめのせずいどう)」が描かれたマンホール蓋が市内2カ所に設置されている。市内を散策してもらおうと詳しい場所は非公表だが、JR柏原駅や近鉄河内国分(こくぶ)駅に近い商店街付近にあるとのヒントが示されている。

設置場所のひとつに近いJR柏原駅近くのオガタ通り商店街では5月、設置を祝う歩行者天国イベントを開催し、ガンダムに登場するペット型ロボット「ハロ」をイメージしたお手製のくす玉を割るなどした。路上に「ガンダム」を発見した同市の小学6年、丹悠真くん(11)は「他県にあるのを知っていたが、うちの街にもできたのがうれしい」と話していた。

2025年大阪・関西万博では、等身大のガンダム像が会場内に設置される予定。市にぎわい観光課の担当者は「万博会場に最も近いガンダムマンホールがある自治体」をアピール材料に、ガンダムを軸にした地域活性化策を展開する方針を打ち出そうとしている。

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