呼び方ばらばらの万博リング「愛称」の公募提案 大阪府の吉村知事「僕も応募する」

大阪府の吉村洋文知事は21日、2025年大阪・関西万博の会場で建設中の世界最大級の木造建築物「大屋根」（リング）について愛称を公募するよう、万博を運営する日本国際博覧会協会（万博協会）に提案したことを明らかにした。同日の定例会見で記者団の取材に述べた。

吉村氏によると、関係者や報道でリングの呼び方が「大屋根リング」や「木造リング」、「グランド・リング」などと統一されていないと指摘。同日午後にリングの組み立てが終了するのを機に、自身が副会長を務める万博協会に愛称を公募して機運醸成につなげるよう提案したという。

吉村氏は会見で、1970年大阪万博のシンボルとなった「太陽の塔」について、「同じ名称で親しまれている」と強調。公募の結果をもとに専門家ら第三者で選定するべきとした。

一方、自身も愛称のアイデアがあるとしながら「ここで言うと採用されなくなる」と述べ、公募が実現すれば応募する意向を明らかにした。