宝塚新人公演は「大切な場」、スケジュール緩和に劇団員から「助かった」の声 歌劇団の村上理事長
産経ニュース / 2024年7月31日 16時24分
宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)の村上浩爾(むらかみ・こうじ)理事長が31日、宝塚市内で報道各社の取材に応じ、昨年9月に宙組劇団員の女性が急死したことを受けた再発防止策など改革の進捗状況を説明した。女性の急死後、劇団員の負担が大きいとして中止になっていた宝塚大劇場での新人公演が8月1日の雪組から再開することについて、負担軽減策を講じた上で「劇団員にとって大切な場。今後も継続したい」と語った。
現体制の維持を強調
村上氏が取材に応じるのは、歌劇団が上級生によるパワーハラスメントを認め、遺族側に謝罪した3月の記者会見以来。
一連の問題では過密スケジュールによる過重労働やパワハラが明らかになった。歌劇団は新人公演の稽古も含めたスケジュールを緩和したが、村上氏によると劇団員から「助かった」という声が上がっているという。
女性の急死後に設置した相談窓口にも下級生を中心に多くの意見が寄せられ、村上氏は「それだけ我慢していたということで、意見が来ているのは進歩。上級生らの意見も同時にくみ取るのが大事だ」と話した。
宙組では「指導」として続いてきた慣習について、歌劇団と劇団員が対話しながら独自のルールを新たに作成したという。「宝塚歌劇は5組がそれぞれの特色を出していくことが最大の魅力。今のメンバーで前に進めるのが大事だ」として、現体制の維持を強調した。
公演が通常形態に戻りつつあるが、村上氏は改革は途上との認識を示し、「全員が安心して舞台に立てる環境を作るのが責務。一歩一歩前に進めるしかない」と述べた。
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