中居さんの番組継続に「中居氏を守ろうという意識ない」 元フジ専務の関西テレビ社長会見

中居正広さんの女性とのトラブルに社員が関与したと報じられているフジテレビの元専務で、関西テレビの大多亮（おおた・とおる）社長は22日、新年の定例記者会見で、同局でもスポンサー三十数社からCM見合わせなどの申し出があったとし、「フジにきっちりした調査を求めたい」と述べるとともに、関西テレビでも実態把握のため、社内調査を行う意向を明らかにした。

大多社長は関西テレビの社長に就任する昨年6月までフジテレビの専務。女性とのトラブルについて「事案から程なくして私に報告が上がってきた。非常に重い案件で、ある種の衝撃を受けた」と振り返った。

報告があって以降も中居さん出演番組を継続した当時の判断について、「打ち切りなどが女性にどう影響するかを考えた。中居氏を守ろうという意識はなく、女性を守るために最善の手は何かということを考えていた」と述べた。

一方で「当時これが最善だと思っていたが、しっかり検証しなければいけない。われわれの考えが至ってなかったとしたら申し訳なく思うし、反省もしないといけない」と話した。