お母ちゃん、長生きしてや! 笑福亭鶴二 hanashikaの時間。
産経ニュース / 2024年12月10日 12時0分
私は両親が経営しておりました大阪市生野区の「みさを寿司」というすし屋で生まれ育ちました。子供の頃はすし飯(シャリ)を合わすときのお酢のにおいが苦手で、すしが嫌いな子供でした。すしを食べられるようになったのは、噺家になってお酒を飲むようになってから。「こんなおいしいものがあったのか! 今までの人生、もったいないことをしたなー」と思いました。今では大好きです。
私が中学1年のとき、父が44歳で他界しました。忘れもしません、12月の忘年会シーズン。予約でごった返していたときでした。朝、仕入れに行く前に過労がたたり、心臓が止まってしまいました。
それからは、母が板前さんたちと一緒に43年間、父の遺志を受け継ぎ、「みさを寿司」ののれんを守ってまいりました。すし屋を一生懸命切り盛りしながら、私を育ててくれた母には頭が下がります。
その母も高齢のため、11月30日で店を閉めさせていただきました。閉店ということで店には、たくさんのお客さまが母に会いに駆けつけてくださいました。
私も店を手伝いながら「母は人気者だったんだなー」と胸が熱くなりました。また同時に「これで一つ幕が下りるんだなー」と思うと本当に寂しい気持ちになりました。
師匠の六代目笑福亭松鶴(しょかく)へ入門するときにも付いてきてくれた母を、これからは私たち夫婦が支えなければと、つくづく思いました。お母ちゃん、お疲れさまでした。本当にありがとう! いつまでも元気で長生きしてや!
鶴二・喬龍落語会
此花千鳥亭(大阪市此花区)で12月22日(日)午後2時開演。出演は笑福亭鶴二、笑福亭喬龍。落語を2席ずつ、トークコーナーあり。前売り2500円、当日2800円。予約は鶴二後援会・辻(090-3263-0435)。
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