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「浪速の聖地」で育んだ才能、世界を魅了 ブレイキン男子4位の半井

産経ニュース / 2024年8月11日 21時29分

パリ五輪ブレイキン男子に出場した半井(なからい)重幸(22)=ダンサー名・SHIGEKIX(シゲキックス)=の故郷・大阪府大阪狭山市で10日夜から11日早朝にかけ、パブリックビューイング(PV)が開かれた。惜しくもメダルには届かなかったが、市民ら約280人からは、ステージでの勇姿に惜しみない拍手が送られた。

4歳年上の姉の影響で7歳からブレイキンを始めた半井。小学生の頃から足しげく通ったのは、JR難波駅と直結する大阪市浪速区の大阪シティエアターミナル(OCAT)地下1階にあるポンテ広場だ。ストリートダンスの「浪速の聖地」として知られる。

「『何や、この子供は』という感じ。大阪にこんなにうまい子が(なぜ)いるんだという」

当時、ポンテ広場で練習していた小山哲平さん(25)=ダンサー名・tetoon(テッツン)=は、小学生時代の半井をそう振り返る。小さな体から繰り出すパワフルな動きはすでに並外れていた。

広場でともに練習していた冬場、半井の体から湯気が立ち上っていたことが今も忘れられない。「めっちゃ努力家。自分自身を追い込む状況を楽しむことができる」。世界に飛躍するのに時間はかからなかった。

パリの大舞台では4位に終わったが、世界を魅了する強烈なムーブを見せつけた。PV会場では、いとこの半井敏豊さん(9)も見守り、「素早くてパワーのある演技がとてもかっこよかった」と笑顔で話した。

「世界中の次世代に見てもらい、夢中になっているものに全力で挑むモチベーションを与えられたら幸せ」。決戦を終えた半井は、晴れやかな表情でこう語った。

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