大阪桐蔭 V導いた2年生バッテリー 「100点」の直球 15K
産経ニュース / 2024年7月28日 20時48分
第106回全国高校野球選手権大阪大会は28日、大阪シティ信用金庫スタジアム(大阪市此花区)で決勝が行われ、大阪桐蔭が3―1で東海大大阪仰星を下し、2年ぶり13回目の優勝を決めた。大阪桐蔭は序盤から着実に得点を重ね、森陽樹(はるき)投手(2年)が15奪三振の力投で完投。8月7日に甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する全国大会で6年ぶりの全国制覇を目指す。
準決勝と打って変わった投手戦を勝利に導いたのは、大阪桐蔭の2年生バッテリーだった。
決勝のマウンドに立ったのは右腕・森陽樹投手。一回2死から2者連続で初球を安打され、続く打者にも四球を与えた。あっという間に2死満塁。先制を許してしまうのか、不穏な空気が漂う中、リードする捕手の増田湧太選手がマウンドに駆け寄った。「ここで切って、流れを持ってくるぞ。信じて放ってこい」。空振り三振に切って取り、言葉通り、試合の流れを引き寄せた。
「初球の入り方を意識するようにした」という増田選手の配球。序盤はファーストストライクを積極的に狙う東海大大阪仰星打線に甘い球を拾われていたが、三~五回には5者連続で三振を奪うなど、尻上がりに調子を上げていった。
「あいつの武器は直球。打たれない自信があった」と増田選手。森投手自身も「100点。自分の力を出し切れた」と自賛するほどの会心の直球だった。
終盤に迎えたピンチでも、あえて直球を続けて押し切った。炎天下の中、9回でも時速140キロ台後半の直球を投げ込んだ。9回1失点15奪三振138球の熱投だった。
森投手と増田選手は、寮では同じ部屋に住んでいる。増田選手は「普段はふざけたりするが、マウンドに立てば性格が変わり、強い気持ちでバッターに向かう」と森投手を評する。
同部屋バッテリーで気持ちを合わせることができた大阪大会決勝。甲子園でも、日本一を目指す2人の活躍が注目される。
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