夏の高校野球大阪大会開幕 １５５チームが力強く行進

夏の甲子園大会出場をかけた第１０６回全国高校野球選手権大阪大会が６日、京セラドーム大阪（大阪市西区）で開幕した。連合チームを含む１５５チームが力強く行進し、観客席から拍手が送られた。その後に行われた開幕戦では、枚方津田が２回戦進出を決めた。７日は大阪シティ信用金庫スタジアム（同市此花区）など６球場で、１回戦１８試合が行われる。

外野グラウンドに集まった１５５チームの選手たちは、昨年優勝校の履正社を先頭に１０チームずつ内野付近に向かって順番に行進した。足をそろえるためのかけ声が球場内に響いた。

今宮工科の大山現太主将（３年）が、「全力で白球を追いかける姿を見せて、すべての人に感動と勇気を与えられるようにプレーする」と選手宣誓。大山主将は「緊張で足が震えたけど、（言葉が）飛ぶことなく言えた。客席から拍手がわき上がって気持ちよかった」とホッとした表情を浮かべた。

開幕戦では、枚方津田が八回に勝ち越し点を奪って、交野との接戦を制した。枚方津田の島村歩夢（あゆむ）主将（３年）は「終盤まで粘り強く戦う自分たちの野球ができた。この勢いに乗って（目標の）３回戦の壁を突破したい」と話していた。